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燃えるスカートの少女(エイミー・ベンダー:角川文庫) [本(作者:あ行)]

表題の、
 
 【燃えるスカートの少女】 (エイミー・ベンダー:角川文庫)

を読みましたので、感想を記載しておきます。

IMG_4212.JPG

この本も、書店で適当に面白そうなものを物色していて手に取ったものですが、
読んでよかったのではないか?と思う一冊です。

「?」が付くのは
 「自分がちゃんと内容を理解できたか」
が疑問な為。
ただ、不思議な読後感と妙に読ませる文書である事は確かだったりします。

大まかな印象ですが、
 ・読み始めた感想は、「女流 星新一 or 筒井康隆」
 ・しばらく読み進めて「女流 夢野久作」
 ・最終的には「JYOJYOの第六部 ストーンオーシャン」
という感じです。
なんとも変な感想で申し訳ないのですが。

基本的に、女性の独白タイプの文書で語られますので、その辺りが夢野久作
っぽいんですよね。しかも「身体の特殊な描写」等がそれらしい感じでして。
星新一 or 筒井康隆っぽいというのは、いわゆる「ドタバタショートSF」っぽい
印象を持った為ですが、やはり本書はドタバタというのは少々当たらないかも
しれません。
強い女性の一瞬を描いたような作品が多いんですよね。

その中に、特殊な状況、例えば
 ・次第に逆進化してゆく彼氏
 ・唇が無い夫
 ・炎の手と氷の手の少女
等が出てくるのです。
ここら辺が、「JYOJYOの6部っぽい」と思ってしまう理由なワケですが・・・。
しかも「強い(精神的には弱いのやも?)女性」というイメージが、ジョリーン・
空条なイメージなんですよ。
特殊なシチュエーションは、特殊スタンド攻撃みたいだし(笑

性的な描写も多いのですが、全て「カラッ」とした明るいもの。
でも、「おち〇ち〇」とか平気で出てくると、なんかちょっと・・・。

いずれにしても不思議な感覚が得られる本です。
話題にもなるのでよろしければ一読を!




燃えるスカートの少女 (角川文庫)

燃えるスカートの少女 (角川文庫)

  • 作者: エイミー ベンダー
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2007/12
  • メディア: 文庫




あうあう。

 


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